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第二話 故郷の残された日々…穏やかな時間

last update Last Updated: 2025-02-18 15:15:52

そうして数日後の事

義兄とその幼い子供であるエイル・・エルトニアが

彼女の居住する屋敷にやって来た

「エリンシア姫様!叔母様!」幼い子供の明るい声

駆け寄り、腕を広げたエリンシアのその胸に抱きとめられるエイル

猫に似た耳をピクピクさせている幼いエイル

エイルの服装、白い裾の短いチュニックには刺繍入り

「まあ!エイル、エルトニア姫」

「エリンシア姫」

「お義兄様」呼ばれて 幼いエイルを抱きしめたまま 傍にいた男

エイルの父親に微笑む

◆ ◆ ◆

「本当に 敵対していた黒の国へ行くのか?」

「はい」

「そなたには 申し訳ないと思っているよ

まさか、エイルが選ばれて 先々の事を思い困り果てていたら

エイルの身代わりになろうとは…」

「身代わりなんて、良いのです 

これで・・」

「私の事は心配なさらないで、今回は平和条約の対等な取引」

「黒の国からは 黒の王子確 名前はアーシュランと言われたかしら?

その御方が 白の国に来られるそうですから」

「知ってるよ・・まだ彼も幼い子供で、私が預かる事になっている」

「!まだ幼い子供なのですか?」

◆ ◆ ◆

「エルトニア、エイルより少し年上らしいが、そう年齢は変わらないと

聞いている

そうだ、黒の王の家族達の絵姿を描いた絵が送られて来た

あとで見せてあげよう それに描かれてるだろうし」

「有難うございます 義兄様、それにしてもエイル、エルトニア姫は

しばらく見ない間に大きくなられましたね」

「エイル、この子は両生体だから、どちらの性を選ぶのでしょうね?」

エイルのオッド・アイ 片方が茶味がかかった金色 もう片方は天上の青・・

可愛らしい整った容姿を ほれぼれと見る

「どちらの性を選ぶとしても、綺麗な子になるでしょうね…ふふふ」

「お茶とお菓子の準備は出来ていますわ」

「本当?叔母様」

「ええ…エルトニアが大好きなあの赤い果実テインベリーのケーキも用意してますよ」

「叔母様 羽琴も演奏してくださいますか?」

「もちろん! さあ中へどうぞ

後から リアン様もおいでになるそうですわ」

「リアン兄様も!楽しみ♪」

「うふふっ」楽しそうに笑うエリンシア姫

◆ ◆ ◆

小1時間後ほどして、少年のリアンが

白銀の髪をした女ケンタウロスの騎士を

お供に伴い やって来た

「リアン兄様!」エイルは嬉しそうに声を上げる

「リアン様」微笑むエリンシア姫

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